修理の限界

修理の限界

修理の限界

ホームページ(HP)に「我社は何でもやる問題解決企業です。出来ないとは絶対に言いません。お困りの時は是非弊社に御相談下さい」と書いてあるので「ここだ!」と思い電話してみたらあっさり「そりゃ無理ですな」と言われ、切羽詰まってわらにでも縋りたい当方としてはガッカリするだけでなく「それなら何でも出来るって書くなよ!」と殺意すら覚えた経験は一度や二度ではありません。自社の末端の実力を把握していない経営者がこうありたいという会社の理想像をそのままHPにしてしまうとこんなミスマッチが起こる気がする。

逆に以前〇△電力の方から「HPを見たけど、ポンプの修理はどれ位まで出来ますか?」と問合せがあり、先方の御希望と弊社の能力とにかなりの差を感じて困惑した事がある。弊社は当然原子炉で使う様なポンプは出来ない訳で、現在の御得意先であるJFEスチール様で使用されているデスケーリングポンプと呼ばれる超高圧多段ポンプも出来ません。

現代のビジネスは大抵相手のHPの閲覧から始まるが、そのHP=自己紹介がシークレットシューズを履いた様に水増ししたものだと問合せる方だけでなく、結局される方も短い人生が無駄になる。そういう思いがつのり弊社の技術的な限界を以下の通り整理してみました。2003年にJFEスチール様に口座を開設して頂いて、時々クレームを受けながらもたまには表彰もして頂くので、弊社の技術レベルは平均よりは上かな、偏差値で言うと50より少し上の「五」大産業だから55位かなと勝手に思っています。

マンパワー 5名 連続した現地作業は最大4名で1週間まで
天井クレーン 2.8トン×2基 受入機械の重量 最大5トンまで
社内で出来るポンプ・ファン・ブロワ分解整備・工事 外注業者へ依頼する事項 社内で出来ない事項
・陸上・片吸込・単段渦巻ポンプ ・鋳鉄 肉盛・溶接 ・重量が5トン以上の物
・陸上・片吸込・多段渦巻ポンプの内、ケーシング合せ面がOリングやパッキン式で、軸受が玉軸受の物 ・ゴムライニング貼替 ・陸上・片吸込・多段渦巻ポンプの内、ケーシング合せ面がメタルタッチで摺合が必要な物、軸受がメタル式の物
・インペラ 動バランス修正
・陸上・両吸込・単段・多段渦巻ポンプ ・機械加工 ・油圧ポンプ
・縦軸・渦巻・斜流ポンプ ・製缶加工  
酉島製作所メンテナンス特約店(下請契約) ・溶射・鍍金  
・水中ポンプ(モータ部は軸受交換のみ) ・メカニカルシール 再生補修  
・現地でのファンの軸受交換(10番以下) ・パッキン・ガスケットの製作  
ルーツブロワ(アンレットサービス協力会社)    
・モータの軸受交換 ・巻替など電気的なモータ整備  
・社内検査は手廻し確認とエアーに拠る気密検査のみ ・給水ユニットの点検・修理 ・社内での試運転、性能検査
・現地での本体撤去・据付・芯出調整・試運転    
1級機械保全技能士 1名    
・ポンプ周りの小規模な配管変更 ・配管工事のみ  
・メーカ純正部品・市販品の調達